こんにちは、川畑です。
今回は、「ネット副業詐欺の特徴と見極め方 | 本当に稼げる副業とは?」というテーマでお伝えしていきます。
- 子どもが学校に行っている間に在宅で稼ぐことができたら…
- 会社だけでなく、ネットで副業を始めたらもっと生活が楽になるかも…
そんな気持ちから、ネットを使っての副業に興味を持つ方は多いことと思います。
実際、ネット内には多くの種類の副業が溢れていて、中には「副業が本業になった」という成功者もたくさんいます。
その反面、気を付けなくてはならないのは、ネットでの副業を謳う業者の中には、詐欺行為目的で勧誘し、応募者をだますケースがたくさんあるということです。


ぜひ、最後まで読みお読みいただき、副業を始めるにあたり参考にしてください。
それではさっそく始めていきましょう!
1.ネット副業詐欺にありがちな3つの特徴
ここでは、気を付けなくてはならない副業詐欺にありがちな特徴について、3つの観点からお伝えしていきます。
1-1.出資を求めてくる副業
よく見られるのが、副業を始めたいと応募してきた人に出資を要求し、そのお金を搾取する副業です。
このような副業では、「入会金」・「月額利用料」・「紹介料」・「材料費」・「教材費」などと謳い、「仕事を始めるにあたり、最初にこれだけの出資をしてください」と伝えてきます。
具体的には、以下のような詐欺がありました。
・サイト構築詐欺
サイトを構築して収益を得たいと思っている人に対して、
「あなたもネットで雑貨販売をしませんか」「簡単に〇万稼げます」などといった感じで誘ってきます。
その上で興味をもって応募してきた方に、「ネットでお店を運営するにあたり、サイト構築が必要です。2年契約で40万円かかります。」などといって、巧みにお金を出させる方法です。
実際にはサイトを構築するのは、月額数千円程度でできます。
それを、相手の知識がないことをいいことにたくみに騙してお金を得ようという算段ですね。
・資格取得詐欺
「〇〇士」といった、国家資格が必要な資格や、架空の(実在しない)資格の取得を促し、資格取得のための教材費をだまし取る手法です。
希望者に、
「〇〇士の資格を、通常2年かかるところを、弊社の教材をつかえば半年で合格します。合格すれば、仕事を優先的に斡旋します。」
などと誘い、何十万円の教材を買わせます。
また、このような詐欺は、資格取得に限ったものではありません。
「副業を始めるにあたり、最初にマニュアルを購入して勉強しましょう。〇万円かかりますが、仕事に慣れたらすぐ元を取れる価格です。」
などとうたう詐欺もあります。
上記2つの詐欺では、どちらも冷静に読めばおかしいと気づくはずなのですが、騙してくる方も、巧みにあなたの弱みに付け込んできます。
特に、「返金保証付き」と言われると、「失敗しても返金してくれるなら、やってみようかな。」と信じてしまいます。
けれど、この「返金保証」そのものも詐欺の一環です。
「結果が出なかったから返してほしい」と言っても、返金には応じてくれず、結局払った額を泣き寝入りすることになってしまうのです。
1-2.ダイレクトメール・SNSでのやりとり


Twitterやインスタグラム、LINEなどのSNSを利用しての副業詐欺もよく見られます。
一時期、LINEでアカウントが乗っ取られて、詐欺が行われるということが横行しましたが、ここでご紹介するのは、SNSを利用して行われる「副業」の勧誘についてです。
Twitterでは、「スタンプを毎日送るだけで日給3万円」、Instagramでは「インフルエンサーになりませんか」「インスタに投稿するだけで、月100万円の収入に!」と言葉巧みに誘いかけてきます。
特に、インスタグラムでは「お子さんをキッズモデルにしませんか」などと、自分でなく子どもを出しにして誘ってきたりします。
これらの詐欺行為も、先に挙げた「出資を要求する副業」と同じく、その後に高額のセミナーやモデル登録を促され、結局お金の出資を要求されます。
基本的に、どのSNSでも知らない人からいきなりダイレクトメールで副業を誘われても、信用しないようにしましょう。
1-3.誇大広告
「一日5分の仕事で、月50万円かせげます!」といった誇大広告にもご注意ください。
確かに、副業を軌道にのせた人たちの中には、そのような方もいるでしょう。
例えば、ブログ運営やアフェリエイトなどでそのような成果をあげている人は実在します。
しかしながら、全くの素人が、一日5分入力作業をするだけで、外に出て働く以上の金銭をすぐ手に入れることはあり得ません。
成功した方たちは、最初にたくさん時間とお金を費やし、研究を重ねた上で今の結果がありますので、そのような安易な誘い方はまず間違いなくしてきません。
苦労を知っているからです。
「そんなに簡単に稼げるなら、みんなやっているはずなのに、なぜ広まらない?」
という意識を常に忘れずにいましょう。
2.詐欺案件の多い副業10選


ここでは、詐欺案件の多い副業を案件ごとにご説明していきます。
2-1.インスタグラムをつかったモデルなどの登録料搾取


先にも挙げましたが、インスタグラムなどのSNSを使って行う詐欺です。
「インスタグラマーになりませんか?」「モデルとして活躍しませんか?」と誘い掛け、実際には存在しないモデル事務所への登録などを呼び掛けてくるものです。
実際にインスタで活躍している方たちは、無名時代から価値のある情報や写真を発信し続け、その結果フォロワーを増やし、インスタグラマーになっています。
「誰かが作為的につくりあげる」インスタグラマーは詐欺だと考えておきましょう。
2-2.メールレディ詐欺


男性と会話やチャットをするだけでお金になる、手軽さが売りの副業がメールレディです。
大手で有名なところは大丈夫ですが、中には最初に登録料を要求してくる会社もあります。
登録料が必要なところでは始めないようにしましょう。
2-3.投資詐欺


「FXやバイナリーオプションを使って稼ぐ方法を教えます。」
などといって、あなたの資金を狙う副業詐欺が、投資詐欺です。
「このマニュアルを購入して、あなたもお金持ちに!」などと高額なマニュアルを売りつけてきます。
投資とは本来、これから上がる見込みである株や仮想通貨などを予測して投資し、利益を得るものです。
当然、多くの方は研究を重ねて挑戦しています。
素人がマニュアル一つで簡単に利益の出せるものではないと覚えておきましょう。
2-4.サイト構築・ホームページ制作詐欺


先に例でも挙げましたが、「ネットで通販サイトを運営してお金持ちに!」などと誘いかけ、サイトの運営費などを高額でだましとる方法です。
甘い言葉で誘われても、最初に高額の出費を求められた時点で拒否するようにしましょう。
2-5.情報商材詐欺


「一日たった20分で、月収100万になった秘密をお教えします」
といった誘い文句で、「簡単にお金持ちなれる方法」といったマニュアルデータを、高額で売りつけてくるのが情報商材詐欺です。
実際、中身はネットでも探せるようなことしか書いておりませんし、高額のマニュアルを買う価値は当然ありません。
もし、何かの副業で成功したいと思ったときは、ネット上にたくさんの先人たちがいます。彼らの発している情報を熟読する方が確実に有益です。
2-6.仕事斡旋詐欺


4に挙げた、サイト構築・ホームページ制作詐欺とも似ていますが、こちらは、
「仕事を優先的に斡旋します。そのためには、先にホームページを作成しましょう」
などといって、高額を振り込ませる方法です。
「仕事を斡旋する」という甘い言葉にご注意ください。
2-7.アポイントメイト商法詐欺


何らかの方法であなたのメールアドレスや個人情報を手に入れた詐欺師が、セミナーなどに勧誘し、実際に出向いた先でセミナー代や、高額商品を売りつけてくる方法です。
対面状態で言葉巧みに騙してくるため、冷静な判断がしづらくなり、結果として高額を支払ってしまいます。
また、心理作戦にも長けており、「能力のあるあなただけに」「今なら通常10万円のところ、8万円に!」などと訴えかけてくるのでうっかり騙されやすいのがこの詐欺の特徴です。
2-8.会員登録詐欺


「このサイトに登録して、高額のお仕事をGetしちゃいましょう」
などとうたい、サイトの登録料をだまし取る方法です。
会員費、初期費用、マニュアル代などといった名目で騙し取ります。
もちろん、実際に仕事を紹介してくることなんてありません。
2-9.アンケートサイト詐欺


「アンケートに答えて、商品券を手に入れましょう」などとうたい、回答者の個人情報を集める詐欺です。
個人情報の漏洩だけではなく、クレジットカードの入力画面が出てきたときは、とにかくまず疑ってかかりましょう。
普通のアンケートでは、クレジットカードの入力を求められることはまずありません。
2-10.内職斡旋詐欺


「製品が出来上がり次第買い取る」という名目で、内職のための材料代などを先に高額で払わせる詐欺です。
実際には、製品が出来上がった際には、クレームをつけて結局働いた分の賃金も、商品の代金も払われません。
案件はあまり多くありませんが、自宅で内職を始めたいと思ったときは、相手の会社をきちんと調べておくようにしましょう。
3.ネット副業で詐欺にあったときはどうしたらいい?


被害にあわないことが一番ではありますが、もしも詐欺被害にあったときは、どのように解決すればよいのでしょうか。
ここでは、相談先から、具体的にとるべき対処法についてお伝えしていきます。
3-1.詐欺にあったかも!まず最初に連絡すべきところは
まず一度は、事前に詐欺をしかけてきた相手に、何らかの方法で連絡をとっておきましょう。
自分を騙した相手と対峙することはとても労力がいりますが、相談先によっては、このステップをきちんととったかどうかが問われます。
以下は、相手に返金要求をしても、返事が来なかったり、既に相手の連絡先が消されていたりと、交渉できない場合にとるべき方法です。
相談先1 国民生活センターの運営する消費者ホットライン
消費者ホットラインは、消費者庁が運営しているトラブル解決のための公的機関です。
全国どこからでも、188(いやや)という番号にかけるだけで、窓口に繋がる仕組みです。
年末年始の一部の期間を除けば、基本的にいつでも電話で受け付けて、状況に応じてお近くの国民生活センターもしくは消費生活センターに繋げてくれます。
その上で、トラブルのケースに準じて、公的機関などでの解決方法などを教えてくれます。
その際、住所氏名など個人情報が問われますが、問題解決のためには必要事項ですし、第三者には提供されませんので、必要事項を伝えたうえで、相談してみましょう。
一つ注意が必要な点は、まず最初に当事者間(詐欺を行った者と被害者間)で話し合ったけれど、解決に至らなかったという前提がある上で、救済のため動いてくれます。
ですので、まずは詐欺を行ってきた相手とやりとりをした上で、解決に応じてくれない場合に相談しましょう。
相談先2 クレジットカード会社&決済代行会社


もし、詐欺を行ってきた相手にすでにクレジットカードの番号を教えてしまった場合や、クレジットカードで購入した場合は、すぐにクレジットカード会社に連絡しましょう。
今から引き落とされる予定のものはすぐに止めることができます。
情報商材など、自分が一時的にでも納得した上で購入したものは、場合によっては返金されない場合もあります。
もし、カード会社で解決できない場合は決済代行会社に連絡を!
決済代行会社とは、事業者(この場合は詐欺師)と、クレジットカード会社の間をつなぐ役目をはたしている代行会社です。
決済代行会社にしっかりと以下の点を伝えましょう。
- 誇大広告であったこと
- お金をどのような手順でだまし取られたかということ
- 返金要求に応じないので契約解除したいということ
これらを詳細に伝えた上で、違法性があると診断されれば、返金されます。
相談先3 法テラスの無料相談
理想としては、1、2の手順をとって解決することですが、思った通りうまくいかない場合もあります。
そういったときには、法テラスの利用も考えてみましょう。
法テラスでは、一回につき30分、最大3回まで無料で弁護士に相談することができます。
(ただし、収入基準と試算基準に関する規定があります。)
法律の専門家である弁護士に相談できるというのはとても心強いものです。
場合によっては有料で内容証明などの法的文書を作ってもらうことも可能ですので、詐欺を働いた相手と交渉が可能な場合はこういった文書を作成してもらい、闘うこともできます。
相談先4 集団訴訟サイト enjin・MatoMaなどを利用する
EnjinやMatoMaは、詐欺被害に合った方が、サイト上で集い合い、集団訴訟を起こすことを可能にしたサイトです。
これまでは、弁護士費用はかなりの高額なので、例え詐欺にあっても、詐欺被害額と訴訟に関わる費用が割にあいませんでした。
ですので、個人で訴訟を起こすことは難しく、結果として被害者の多くは泣き寝入りせざるを得ませんでした。
しかし、個人ではなく集団訴訟という形なら、弁護士費用などを頭割りで安く抑えることが可能になります。
解決方法が見つからない場合は、同じような被害にあった人がいないかどうか、上記のサイトで相談してみるのも手です。
最後の手段!弁護士に直接依頼する
これら上記の手段を検討しても、解決策が見つからない、お金をかけてでも相手を訴えたいという場合は直接弁護士に依頼して、裁判を起こすことも可能です。
しかしながら、先にもあげましたように、弁護士費用はかなりの高額です。
詐欺被害額によっては、依頼をする方がかえって損をすることになりかねない時もあります。
ですので、被害額と弁護士費用などを良く見比べて熟慮しましょう。
また、弁護士の方の多くは得意な分野をもっています。
離婚問題に詳しい人や、民事裁判に詳しい人などそれぞれ向き不向きがあります。
依頼を考える場合は、詐欺被害に対しての実績のある弁護士を選ぶようにしましょう。
4.ネットの副業詐欺を見極める3つの秘訣
これまでご紹介してきたような、詐欺の被害者にならないために、どのような点に気を付けて副業を選んでいけばよいのでしょうか。
ここでは、副業詐欺を見極める秘訣を3点に分けてお伝えしていきます
4-1.お金の出資を求める副業には手を出さない
先にも挙げましたが、「〇〇料が必要です」と声をかけてくる業者は、基本的に信用しないようにしましょう。
逆の立場で考えてみればわかります。
あなたが本当に仕事を軌道に乗せたいと思っているときに、働いてほしい相手からの出資を求めるでしょうか。そんなことはしませんよね。
お金の出資を求められた時点で、あなたを利用しようとしていると考えましょう。
4-2.相手が信用できるかどうかを見極める~情報を得る~
今はとても便利な時代で、インターネットを用いて簡単に副業をしたいと思っている会社について調べることができます。
相手が会社の場合は、代表者名・会社の住所・資本金などについて明示されているかを確認しましょう。
個人の場合でも、個人名を入れた後に出てくる検索ワードに着目してみると良いでしょう。
また、どうしても信用できる相手かどうかわからない、自信がもてないという場合は手を出すのはやめて、クラウドソーシング会社(クラウドワークスやランサーズなど)を経由で、副業先を見つけるようにしましょう。
稀にこれらの会社でも詐欺的行為をはかる会社があるため、口コミや評価を見て、きちんとした会社かどうかを見極めましょう。
4-3.人に相談できる環境をつくっておく


「オレオレ詐欺」のニュースを見て、「どうしてこんな分かりやすい詐欺に引っかかるのだろう…。」と思ったことはありませんか。
傍から見ると、あんな詐欺にひっかかるはずはないと思うのですが、自分が当事者になって気が動転していると、人は冷静な判断はできない状況になります。
その心理を巧みについてくるのが詐欺師のやり口です。
副業詐欺も同じで、最初は少額の利益を出させて安心したころに、
「〇〇様ならこの教材で学べばもっと収入アップできます」と言って、その気にさせて騙してくるのです。
相手はプロの詐欺師ですので、騙してくるテクニックはこちらが予想しているよりも何枚も上手だと思ってください。
このような事態を防ぐために大切なことは、身近な人に相談できる環境をつくっておくことです。
副業を始めようと思う時点で、身近な信頼のできる人に伝えておきましょう。
舞い上がっているときに、人は冷静な判断ができません。
少しでも「怪しいかも?」と思ったときは、友人やパートナーなど、第三者に相談し、耳を傾けてみましょう。渦中にいない人の冷静な意見というものは的を得ていることが多いものです。
5.まとめ


副業詐欺の手口や見極める秘訣などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
副業を始めるにあたり、忘れてはいけないのは、「なんのために副業を始めるのか」ということです。
あなたが、副業で得たお金で手に入れたい未来を思い浮かべてみてください。
どんな理由にせよ、「今現在の自分の能力や生活を向上させ、未来のための可能性を広げたい」という動機がそこにはあるはずです。
それを忘れずにいれば、誇大広告をうたう副業ではなく、堅実にスキルアップできるような副業に目が向くはずです。
お金を貯めたい、その目的はなんであるのかという初心を忘れずに行動していきましょう。
詐欺でないおすすめの副業に関しては下記記事が参考になりますので目を通してもらえたらと思います。
それでは今回はここまでになります。
ありがとうございました!