こんにちは、川畑です。
今回は、
「ヤフーショッピングの出店審査の現状と具体的な対策法」
というテーマでお話していきたいと思います。
せどり・物販を行う場合「どこのモールを利用して販売するか」というのがとても重要です。
また、他の楽天市場などのECモールと比較すると
- 初期コストの低さ
- 集客力の高さ
などから、ヤフーショッピングは初心者に挑戦しやすいECモールと言われています。
そこで当記事では「ヤフーショッピングで出店するメリット」や「出店に必要な審査の流れ」などについて紹介します。


それでは、さっそく始めていきましょう!
目次
1.ヤフーショッピングに出店するメリットとは?


ヤフーショッピングは、他のECモールと比較して
- 初期コストの安さ
- 集客力の高さ
- 出店までの難易度が他より低い
上記のようなメリットがあります。
審査の甘さや手軽さだけで、ECモールを絞り込むと「Amazon」の方がヤフーショッピングより手軽さはあります。
しかし、Amazonの場合、(特に)初心者ではライバル争いで苦労する可能性が高いです。
なぜかというと、Amazonの場合は、
「1つの枠の商品を複数の出品者が全員出品している」
という特徴があるからです。
例えば、「ドラクエ11 3ds」をAmazonで検索すると、


上記のように、人気商品の場合は、数十人単位の出品者が出品していることは珍しくありません。
特に初心者の場合だとこれを知らずに出品してしまうこともよくあります。
「出品したけど売れない!」
そういうときは、ライバルが多すぎるのも理由の一つだったりします。
(本当は他にもありますが・・・)
一方ヤフーショッピングで出品した場合は、


このように、それぞれの商品の出品者毎にページを持つことができます。
Amazonのように、1つの枠を争うことがないので、Amazonでは、ヤフーショッピングだったら売れたということはよくあります。
この章では、ヤフーショッピングを利用することで、得られるメリットをさらに掘り下げて紹介していきます。
1-1.初期コストが安い
ほとんどのECサイトでは、初期費用と月々の固定費用が発生します。
しかし、ヤフーショッピングでは初期費用と固定費用が無料です。
通常は、商品が売れた売れていないに関わらず、月々の使用料を払わないといけません。
これからECモールを利用して物販を行おうとしている方は、「商品が売れるか売れないか」という不安が大きいです。
そのため、成功するか否かわからない不安の中で、初期費用と固定費用が無料というのは大きなメリットになります。
1-2.Yahooの集客力を利用できる
現代では、
「Yahooという会社名を聞いた事がない、という方が少ない」
といっても過言ではないくらい有名な会社です。
その有名なYahooの集客力を利用して物販を行うことができます。
一例ですが
- Yahoo検索でも上位表示をしてくれる優遇がある
- Yahooショッピングからだけではなく、Yahooジャパンの方からもアクセスがある など
上記のような恩賞があります。
アフィリエイトブログのように、0からサイトを立ち上げて集客をする必要がないので、早ければ商品を出品してその日に売れるということも十分にあります。
他にも、Yahooでは「5のつく日」はポイント5倍というキャンペーンを行っているため、毎月「5・15・25日」はYahooショッピングを利用するユーザーも多くなります。
上記のように、Yahoo側が顧客取得のために様々なことを行ってくれているので、出展者側は集客にはコストを掛けずに商品管理を行うことができます。
1-3.出店難易度が比較的低い
Yahooショッピングと良く比較されるのは楽天市場ではないでしょうか。
しかし、楽天市場では出店までの審査が厳しいことで有名です。
また、初期費用も最低でも30万円~必要になるので費用面だけで見ると、出店難易度が高いといえます。
ですが、楽天市場は初期費用が高い分、専任のコンサルタントがサポートしてくれるなどの魅力もあるので、高いお金を払ってでも出店する価値はあります。
しかし、個人がいきなり「成功できるか否かの挑戦に30万円以上」という大金を躊躇いもなく出すことは難しいという人の方が多いのではないでしょうか。
その点、Yahooショッピングでは「初期費用・固定費用無料」、個人でも「個人事業主」であれば出店の対象となるので、審査を受けることが可能です。
そのため、集客力があるECモールの中でも出店難易度は低いといえます。
2.ヤフーショッピング出店審査の現状


Yahooショッピングの出店審査は、日々に変更されています。
そのため「今月の審査方法」と「来月からの審査方法」では、微妙に違いがある可能性もあります。
また、審査の合格基準などはYahoo側が一切公表されていないので、「絶対に審査を突破する方法」というのは存在しません。
近年、特にYahooが警戒しているのが「無在庫転売」です。
そのため、個人出展者に対して審査基準が少し厳しくなったといえます。
審査が厳しくなったという証拠として、メルカリやAmazonなど何かしらのECサイトで、販売実績がある個人事業主は審査に通りやすいですが、過去に販売実績がない個人事業主の方は審査を通過できないことが多いです。
販売実績がない方は「BASE」などを利用して、開店だけでもおこなっておきましょう。
BASEは外部から販売実績がわからないので、間に合わせの実績としてPRすることができます。
近年のYahooショッピングの傾向として個人事業主の方は、可能な限り対策をして審査に望む必要があります。
3.ヤフーショッピング出店審査の流れ


Yahooショッピング出店審査の流れは、必要な書類を用意してYahooショッピングの入力フォームに必要事項を記入するだけで申込みは完了です。
時間にして20分ほどで入力は終わります。
大きな流れとしては
- 入力フォームに必要事項を入力して申込み
- 2~10日営業日で審査結果がくる
- 開店準備(3週間以内)
- 開店審査(2営業日以内に結果がくる)
- 開店
上記5ステップを通過する必要があります。
以前までは、出店申込みを行うと本人確認のため、Yahooから掛かってくる電話に出る必要がありました。
しかし、2019年8月時点ではYahooから電話が掛かってくることはなくなったようです。
また、出店申込みでの審査を通過した後、最後に行う開店審査はショップとして機能しているか否かを見るだけなので、作成したショップに致命的なバグがない限りは、特段気にする必要はありません。
3-1.審査に必要なもの
Yahooショッピングで出店申込みを行う場合、いくつか必要なものがあります。
- YahooJapanID
- クレジットカード
- 銀行口座
- 開業届けの写し
- 住民税の納税証明書の写し
- メールアドレス
上記6つが必要になります。
特にうっかり忘れてしまうのが「開業届」です。
Yahooショッピングでは「個人出店」という項目がなくなったので「個人事業主」もしくは「法人」でないと申込みができません。
そのため、個人で事業を行っているが「開業届を提出していない」という方は申込みができないので注意が必要です。
また、納税証明書に関してですが、1年分ではなく2年分必要になります。
納税証明書は市役所に行けば発行して貰えるので、直近2年分の納税証明書を用意して下さい。
メールアドレスは独自ドメインが良いという噂
Yahooショッピングに出店申込みを行う場合、メールアドレスが必須になります。
メールアドレスは「Gmail」や「Yahooメール」などのフリーメールアドレスを使用しても問題はありません。
しかし、フリーメールアドレスより、独自ドメインのメールアドレスを使用した方が事業者としての信頼度が上がるため、審査に通りやすいという噂です。
新規で独自ドメインを取得する場合は「お名前.com」が利用しやすいでしょう。
また、メールを受信するためにレンタルサーバーも必要になりますが「エックスサーバー」がコストが低く、初心者でも使いやすいのでおすすめです。
しかし、Yahooが出展者のメールアドレスを審査対象にしているかは定かではありません。
あくまでも参考程度にして下さい。
3-2.審査を受ける前に確認すること
審査を受ける前にいくつか確認することがあります。
特に気をつけることが、申請をするYahooJapanIDで何かしらのペナルティーを受けた事がある方は注意が必要です。
過去にペナルティがーを受けたことがあるアカウントの場合は、新規アカウントを作成して申請をすることをおすすめします。
他にも「開業届に記載されている住所」と「納税証明書に記載されている住所」が違う場合なども審査に通過できない事もあるので、それぞれの住所を確認しておく必要があります。
4-1.クレジットカードと銀行口座の名義は代表者
副業個人事業主の人だと、代表者は奥さんにしている方もいるのではないでしょうか。
Yahooショッピングの出店申込みでは、クレジットカードも銀行口座も代表者のもので申請をしないといけません。
つまり、開業届を奥さんの名前で提出している場合は、カードも口座も奥さん名義のものを使用する必要があります。
出店申請に出す書類の名義は、必ず確認して申込みをして下さい。
4.ヤフーショッピングの出店審査で落ちやすいポイント


Yahooショッピングは、審査基準を公開することはないのではっきりした合格基準はわかりません。
しかし、審査に落ちやすい人は共通点があることが多いです。
特に多いのが
- 申請したアカウントでペナルティーを受けたことがある
- 出品する商品が審査対象を選択している
上記のようなことが多いです。
1つずつ紹介していきます。
4-1.過去に受けたペナルティーを確認
過去にYahoo関連のサービスで「アカウント停止」や「料金の未払いが理由による利用停止」などのペナルティーを受けたことがある方は審査に通りにくくなっています。
また、Yahoo関連のサービスなので「ソフトバンク」でペナルティーを受けた経験がある方も、同様で審査通過率が下がる傾向があります。
新規アカウントを作成しなおして審査に通る場合もありますが、基本的に、氏名・住所などの個人情報はYahoo側に記録されているので、ペナルティーを受けたことがある人の名義では、審査通過率が大幅に下がるようです。
4-2.出品予定商材は審査対処外を選ぶ
Yahooショッピングに出店申請を行う場合「出店予定商材情報」という入力事項があります。
「販売する商品についての説明欄」ですが、販売するのに資格が必要ない商品を記入するようにして下さい。
無難な商品は「アパレル・雑貨品」です。
また、販売予定の商品名を具体的に記載しておかないと、審査通貨率が下がる傾向があります。
5.ヤフーショッピングの出店審査に通過するための対策


Yahooショッピングで出店申請を行う場合、「提出書類」と「申込者の現状」が一致することが、とても重要です。
提出書類と申込者の現住所が違う場合は、審査を通過することはできないでしょう。
他にも、YahooショッピングやAmazonなどの他販路で、何かしらトラブルやペナルティーを受けた経験がある場合は、出店申請時に「問題がある他販路」を記載しない方が無難です。
Yahoo側が審査基準については、完全非公開なので「絶対に大丈夫」ということはありませんが、審査を受ける前に可能な限り対策を行うことで、審査通過率を上げることができます。
5-1.書類をブラッシュアップして何度も申請する
どんなに対策を行っていても、審査に落とされることがあります。
こればかりはYahooショッピング側の決定なので、素直に受け止めるしかありません。
ですが、審査に落とされたからといって落ち込むことはないです。
出店審査は何度でも受けることができます。
しかし、同じ内容のままでは、何度審査を行っても通過することはできません。
そのため、審査に落ちた場合は、
- 開業届と納税証明書の住所が一致しているか
- 納税証明書は間違いなく直近2年分か
など、審査に必要な提出書類を再度しっかりと確認してみて下さい。
住所変更などの手続きが必要な場合は手続きを行い、再度Yahooショッピングに出店審査を申し込みましょう。
審査に落ちた時は、気分も落ち込んでしまいますが「なぜ落ちたのか」という事を自分なりに考えてみて下さい。
導き出された答えが絶対ではありませんが、必要書類のブラッシュアップのヒントになるはずです。
6.まとめ


いかがでしたでしょうか。今回の要点をまとめると
- ヤフーショッピングは「集客力の高さ」、「コストの低さ」という魅力がある
- 個人出店する場合「開業届」を提出している必要がある
- 審査に必要になるカードと口座は、代表者名義(開業届で提出している名前)。
- 過去にヤフー関連のサービスでペナルティーを受けた人は審査を通過することが難しい
上記4つです。
ヤフーショッピングは、出店審査があるECモールの中では審査が優しいと言われています。
また、「集客力の高さ」や「初期コストの低さ」から見ても、物販初心者には最適なECモールだといえます。
ネットで物販を行う場合は、Amazonやメルカリなど簡単に参入できる環境だけで、物販初心者が挑戦しても、ライバルの商品に埋もれてしまうという可能性が高いです。
そのため、ヤフーショッピングという新たな販路を用意しておくことで、高い集客力を利用して効率良く商品を販売することができます。
「本当に売れるか不安」、「開業資金が少ない」という方には初期費用・固定費用が無料である、ヤフーショッピングで出店審査を受けてみてはいかがでしょうか。
それでは今回はここまでになります。
ありがとうございました!